今回はSMARTの原則について話をしていきます。
読者様はSMARTの原則について知っていますでしょうか?
「そんな基本的なこと知っているよ。」こんな風に思った方は是非この記事を読んでみてください。
実践できているかどうか、改めて見つめなおす機会になると思います。
そもそも知らないって方も、もちろん読んでいってください!
この記事はこんな方にオススメ!
- SMARTの原則を知っているだけの人
- SMARTの原則を知らない人
- 計画通りにいかない人
目次
SMARTの原則とは
まずはおさらいです!SMARTの原則とは、目標の作り方のことです!
- Specific:「具体的、分かりやすい」を意味
- Measurable:「計測可能、数字になっている」を意味
- Achievable:「同意して、達成可能な」を意味
- Relevant:「関連性」を意味
- Time-bound:「期限が明確、今日やる」を意味
それぞれの頭文字を取った言葉で、SMARTってことですね!
SMARTの原則は、目標達成の精度を格段に高めてくれる力を持っています。
SMARTの原則は40年ほど前から使われているもので、かなりの歴史があります。
歴史があるというと、「昔と今では違う!」っていう方が必ず居るんですが、
過去40年もの間結果を出し続けている原則ということで間違いありません。
それに目標の立て方に時代はあまり関係ありません。
やろうと思ったことをやる。それはいつでも自分が考えて実行できるかどうかです。
SMARTの原則による目標の立て方
SMARTの原則を用いて目標を設定する際、いくつかの注意点があります。
SMARTの原則による目標の立て方について、5つのポイントから見ていきましょう。
①Specific(具体性)
SMARTの法則による目標は、「Specific」すなわち具体性を持ったものでなければなりません。
- お金持ちになりたい
- 良い生活をする
- 良い車に乗りたい
こういった目標は良くありません。
目標が抽象的では、目標を達成する具体的な行動も抽象的になりかねません。
そうなれば、目標達成から程遠くなるでしょう。
Specificな目標の具体例
たとえば、「お金持ちになりたい」といった目標を立てたとします。
しかし、「お金持ち」について具体的な定義がなければ、
どれだけのお金を持っていれば良いのか、どうすればなれるのかが具体的ではありません。
このような場合には、純資産5,000万円を超えたい!
こんな感じで、達成したいハードルを固有名詞を使い決めるわけですね。
②Measurable(計量性)
SMARTの法則による目標は、「Measurable」つまり、計量性を持ったものでなければなりません。
効率的で有効性の高い目標管理を実施するためには、計量できる目標であることが必要です。
Measurableな目標の具体例
純資産5,000万越えたい!という目標で考えた場合、
この5,000万円の部分がMeasurableになります。
具体的な数字があると目標を達成できているかどうかが一発で分かりますね。
③Achievable(達成可能性)
SMARTの法則による目標設定は、「Achievable」であるべきです。
「Achievable」とは、達成可能性を意味する言葉。
より高い成果を求めて、非現実な目標を設定してしまうとうまくいかないので注意が必要です。
Achievableな目標の具体例
純資産5,000万円を超えたい!で考えた場合、
「そんなこと無理だよ…」と思われかもしれませんが、時間をかければ十分達成できます。

上図は月5万円を年利7%で30年運用したシュミレーションになります。
30歳のサラリーマンだとしても、60歳には純資産が5,000万円を超えることが出来ます!
とはいっても、「預金の利率が0.002%の昨今で年利7%なんて無理!」
と思われるかもしれませんが、投資なら可能です。
世界的に有名なS&P500の直近10年の年利は平均14.7%もあります。
もちろん、過去の結果で未来が約束されるわけではありませんが、経済は成長していく!
こう信じられる人にはかなり現実的に感じられるはずです!
④Relevant(関連性)
SMARTの法則による目標は、「Relevant」、つまり関連性があることもポイントとなります。
- 目標を達成した先には何があるのか
- 何のために目標を達成するのか
という両者の関係性が明確になることで、モチベーションの向上と維持が叶うからです。
Relevantな目標の具体例
純資産5,000万円を超えたい!という目標で考えた場合、
資産5,000万円を60歳で達成したとなると、
余程の豪遊をしなければそこから働かなくてよくなります。
60歳ともなると、病気にかかりやすく体も重くなっていることでしょう!
今は定年が65歳ですが、今から30年後には75歳になっていても不思議ではありません。
仕事が好きで続けている人は問題ないですが、生活のために仕事をしている人は、
一刻も早く辞めたいことでしょう!高齢になってくればなおのことだと思います。
そういった純資産5,000万円を超えた先にあるものを明確に理解していることが、Relevantのポイントになります!
⑤Time-bound(期限)
「Time-bound」すなわち期限の設定も必要です。
いくら目標が、
- 具体的で計量化できるもの
- 目標の先にある達成すべき課題との関連性が明確になっているもの
でも期限を定めていなければ、モチベーションを高く維持しながら、
目標達成に取り組むことは難しいでしょう。
Time-boundな目標の具体例
人は期限を設定するからこそ、モチベーションを高く維持して物事に取り組めます。
純資産5,000万円超えたい!という目標の場合は、
一刻も早くと思いますが、いつまでにというのも具体的に決めなければなりません。
先のシュミレーションで考えた場合、60歳には到達できますので、60歳を目標に考えます。
しかし、投資の特性上予想通りにはいかないことが多いです。
なので、いかに倹約、節約し自分が定めた目標に向かっていくかが大事になりますが、
60歳までにという30年間かかる長期な目標は、モチベーションを維持することが難しくなります。
なので、5,000万円の前に1,000万円を目標にしてみましょう!
その場合10年で達成できます。
こういった目標を一つクリア出来ると、人間の脳は成功体験を覚えます。
この成功体験をもとに5,000万円の目標へのモチベーションが維持されるわけですね。
まとめ
今回はSMARTの原則について話をしてきました。
いかがでしたでしょうか?
読書様の中には、ここまで読む前に既に知っているということで、
読むのを辞めてしまった方もいるでしょう!
しかし、こういった原則については繰り返し読めば読むほど脳に染み付いていきます。
頭ではわかっていても実践できていない人、実践できていると思っていても
結果に出ていない人、それぞれ必ず原因があります。
それは成功体験が足りないこともそうですが、目標が高すぎること等もあるでしょう!
そういった状況を打開するために初心にかえり、基本を学びなおす。
こういったことは人生においてかなり大事だと思います!
皆さんの人生に少しでも貢献出来たら嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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